
炭焼きから生まれたアイデア商品。竹の徳利で味わうお酒は格別!
竹の香りと共に味わう日本酒は、料理をよりいっそう引き立て、特別なひと時を演出してくれるもの。そんな粋な日本酒の味わい方を気軽に体験してほしいと生まれたのがこの竹徳利とお猪口のセット「KAGUYA姫竹徳利」。徳利の上にちょこんと乗せられたお猪口が、まるで竹から生まれるかぐや姫のようだ、と名付けられたネーミング。

▲KAGUYA姫竹徳利(竹徳利1,000円、猪口100円、出雲民芸和紙を使った専用の包装紙400円)
この竹徳利を考案したのが、松江市八雲町で活動する「別上炭焼きの会」会長の山崎正幸さんです。「竹炭作りの後、竹筒でお酒を温めて、みんなで一杯やっていました。でも、ただ筒に切っただけでは、注ぎにくく、飲みにくい。どうしたら使い勝手が良くなるか考えたら、今のような形になりました」
▲考案者の山崎正幸さん
5年ほど前から思考錯誤を重ね、ようやく完成した徳利。工夫を凝らした注ぎ口は誰もが納得の出来映え。昨年8月、実用新案登録により地域の特産品として商品化。材料は別上地区に自生する竹。竹の厚みや、節の長さがちょうど良いものを選別して加工します。実用新案に登録された注ぎ口は、竹の節に2つ穴が空いており、注ぎ量の調整が簡単にできるようになっています。また、先端には溝が彫ってあるため、小さな杯にも注ぎやすくなっています。注ぎ口の裏側には水切り溝が設けられており、垂を防ぐように工夫されています。
温めた日本酒を入れても艮し、日本酒を入れて爛(かん)しても良し。竹のほのかな香りが立ち、日本酒をよりおいしく味わうことができます。

▲節に開けられた2つの穴が実用新案のポイント。水切り溝を設けることで、手元に液が垂れない。
専用の包装紙は、八雲町の伝統工芸品「出雲民芸和紙」が使われています。人間国宝の故・安部榮四郎氏が生みだした彩り美しい創作和紙は、自然の恵みと手づくりのぬくもりを感じさせてくれます。伝統の和紙で包まれた竹徳利。八雲町のお土産として、またお酒が好きな人へのプレゼントとしてピッタリの郷土品です。

▲丁寧に手作業でラッピングされる竹徳利。
取材協力 ゆうあい熊野館 島根県松江市八雲町熊野773-1 TEL.0852-54-0140
※山陰の"味"シリーズは、一畑高速バス車内誌「Suki」に掲載された情報を元に再編集したものです。記事は2010年4月発行時の内容ですのでご了承ください 。








