
この全国でも珍しいどじょう駅弁は、7月にお目見えした新商品。「見た目が苦手」という人のことも考えて、天ぷらやそぼろ、から揚げなど、さまざまに姿を変えたどじょうが6匹入った駅弁が2種類登場しました。
駅弁を作るのは、安来市の健康増進施設「夢ランドしらさぎ」です。こちらでは、どじょうすくいにちなん で2年前から、施設内のレストランでどじょう料理を提供。東京・浅草の老舗「駒形どぜう」で修行した料理人2人が、濃いめで甘辛い専門店の味を再現してい ます。そんな「本格的などじょう料理を手軽な駅弁にしては」という安来市長の鶴の一声で、料理人は1ヶ月かけて5品の試作品を準備。「食べやすい」と市長らに選ばれた2品が商品化されることになったのです。

▲夢ランドしらさぎ
それぞれ男性と女性が食べるのにちょうどいい量の「男のどじょう弁当 安来武士」、「どじょっ娘弁当」は、一箱に3~4種類のドジョウ料理が詰め合わせてあ りお得。使うドジョウは、安来市内の休耕田を活用して養殖した「やすぎどじょう」。それを、老舗仕込みのオリジナルティストに仕上げています。また、ご飯や卵、調理に使う味噌や醤油にいたるまですべて安来産という、“地産地消”の駅弁でもあるのです。

▲男のどじょう弁当 安来武士/1,200円
薄味をつけたご飯の上に、どじょうのそぼろやかば焼きをのせて。そぼろは、カリカリの食感が良く、醤油の香ばしい風味が広がる。丁寧にタレを付けて焼いてかば焼きは、臭みもなくやわらか。卵焼きにもかば焼きが巻いてある。
▲どじょっ娘弁当/1,000円
どじょうの天ぷらやそぼろをおにぎりにした食べやすい弁当。ふんわりと揚げた衣に甘酢がしみ込んだ天ぷらは、ジューシーでご飯とよく合う。どじょうを丸ごとカリッと仕上げたから揚げとの食感の違いも楽しめる。
駅弁というからにはもちろん駅で売られるのですが、この駅にも注目。JR安釆駅は、平成19年4月「観光交流プラザ」を併設して、より便利で心地いい観光拠点になったのです。
▲梁を見せた吹き抜けの空間は木の香りがいっぱい
地元の木をふんだんに使った建物は開放的で、弁当を広げるのにも気持ちいい空間。観光案内センターのほか、安来の特産品をそろえた売店やカフェ、ギャラリーもあるなど、ここでもゆっくり過ごしたくなります。
▲プラザ内には工芸品や銘菓など特産品がズラリ
当面は、観光交流プラザと夢ランドしらさぎで、金~日曜に各15個の限定30食が発売されます。5個以上の予約であれば、平日でも注文することができると のこと。これまでのどじょう料理とはひと味違う駅弁は、旅行で訪れた人はもちろん、地元の人にこそ食べてほしい新しい驚きに満ちています。
▲清水羊羹アイス
これも人気が予想される清水羊羹の新商品
取材協力/
夢ランドしらさぎ 島根県安来市古川町835 TEL0854-28-6300
安来市観光協会 島根県安来市安来町2093-3 TEL0854-23-7667
※山陰の"味"シリーズは、一畑高速バス車内誌「Suki」に掲載された情報を元にウェブコンテンツとして再編集したものです。記事は2008年7月発行時の内容ですのでご了承ください 。








